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Googleトレンドとは?ターゲットキーワードの検討にも活用できる!

Googleトレンドは、無料で使えるGoogleのサービスで、過去から現在までの検索キーワードのトレンドを知ることができるツールです。

定常的に調べられているワードなのか、トレンドに左右されているのか、季節によってどう変わるのか、といったことを把握できるので、SEO対策においても活用できるものです。

メリットと使い方について具体的にご紹介したいと思います。

Googleトレンドとは?

Googleトレンド(英名:Google Trends)は、無料で使えるGoogleのサービスで、過去から現在までの検索キーワードのトレンドを知ることができるツールです。

定常的に調べられているワードなのか、トレンドに左右されているのか、季節によってどう変わるのか、といったことを把握できるので、SEO対策においても活用できるものです。

直近の検索ボリュームの調べ方

Googleトレンドの使い方説明の前に、直近の検索ボリュームを知る方法についてご紹介します。Googleトレンドは検索ボリュームの推移を知ることができるのに対し、直近での傾向や、他に似たキーワードではどのようなものがあるかを知るには、以下のようなツールが使えます。

私のおすすめは3つ目のサクラサクSEOツールで、当ブログの以下の記事で詳しく使い方をご説明しています。

SEOにおけるターゲットキーワードの考え方と選び方・決め方

Googleトレンドの使い方

ここでは、「良く伝わる話し方」のオンラインセミナーを事業として行う、という前提で、どのくらいニーズがあり、どのようなキーワードで調べられているかを探る、というお題を例として使い方をご紹介したいと思います。

「話し方」という検索キーワードは、2023年1月時点で3,600件/月の検索ボリュームがあり、かなり多いと言えます。話し方を気にしている人が多いということですよね。

複数のキーワードを組み合わせて検索している場合に、どのようなキーワードが用いられているかというと、上述のツールなどを利用することで以下のようなことまで把握することが可能です。

  • プレゼン 話し方 1,600件/月
  • 面白い 話し方 1,600件/月
  • 説得力のある話し方 720件/月
  • 人に好かれる話し方 720件/月
  • 頭の回転が速い人の話し方 720件/月
  • 面接 話し方 590件/月

まだまだたくさんあるのですが、この話はこのあたりにして、2022年まで3年連続のベストセラー書籍に「人は話し方が9割」というのがありますので、話し方を調べる人の数に、その書籍の影響があるのかどうかを気にして過去の推移を調べてみる、といったことに使えるわけです。

特定の検索キーワードの検索ボリューム遷移を知る

まずは「話し方」と入力して検索します。

通常のGoogle検索と同じで、よく検索されているようなワードが候補として出てくるようですね。こここではそれは選ばずにそのまま検索します。

そうすると、次のように過去の推移グラフなどが表示されます。

期間を変えることも可能です。

こうして見ると、書籍が発売された時期から多くなっているということでもないことが分かります。

逆に時期によって明らかに異なってくる例として、次のグラフは「賃貸 東京」の検索ボリューム推移です。

毎年、年末から急激に増えて3月に入るとだんだん減ってくる、という傾向がわかります。コロナ禍の影響などを気にして見る、という使い方もできますね。

キーワード間の比較

次のグラフのように例えば「賃貸 東京」と「賃貸 大阪」の検索ボリューム推移を比較して見ることもできます。これだと色だけで違いが示されているのでアクセシビリティへの配慮が足りませんが・・。

まとめ

以上のように、Googleトレンドを使うと過去の検索ボリュームの推移を知ることができます。ただし、検索ボリュームが多いものでないと表示されません。例えば上記の「話し方」は結果が出ますが、「プレゼン 話し方」だと表示されません。

なので、大雑把に傾向をつかみ、事業の方向性を考えるような使い方に向いているといえます。細かくロングテールキーワードまで絞ってターゲットキーワードを考えるような場合には、サクラサクSEOツールなどを使って直近の検索ボリュームを調べる方が良いでしょう。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月に独立後、2024年4月に株式会社BringFlowerを設立。SEOコンサルを活動の軸に据えつつ、AIライティングツールの開発と運営を自ら行う。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。