WordPress
WordPressでファイルアップロードサイズ上限値を変更する方法
WordPressでは、ファイルのアップロードのファイルサイズ上限値が定められています。それを変更する方法をご紹介します。
上限値について
上限値が、レンタルサーバーによって違ったりします。エックスサーバーが確か300MB。まあこれは妥当と言えば妥当、と思えますが、さくらは5MBとかだった気がします・・。最初に見た時は苦笑いしました。5MBで何ができるんでしょうか。どうしてそこまで制限するんでしょうか。1枚の画像のアップロードのことしか考えてない?よくわかりませんが、やはりたくさんアップロードをされるとサーバー速度に影響があるからですかね。性能の差がそのあたりに表れているのかもしれません。個人的には、エックスサーバーとさくらの速度の差は体感できるものがあると思っています。
話がそれましたが、ローカル環境でWordPressサイトを動かしてくれるLocal(旧Local by wheel)でも300MBです。WordPressのデフォルト値は300MBで、それをさくらなどはインストール時点で変更しているのかもしれません。
どういうときに変更したくなるか?
どういうときに変更したくなるかというと、私の場合はAll In One WP Migrationを使ってWordPressサイトを別の環境に移す場合だけです。公開したばかりのサイトだと100MBぐらいだと思いますが、数カ月、まともに運用しているサイトだと300MBは超えると思います。主には画像ファイルだと思いますが。1000MBにしておけば、しばらくは超えないでしょう。なので、デフォルトが300MBなのだとすれば、それは妥当な値になってないようにも思っています。
変更する方法
あらかじめお断りですが、記述を間違うなどすると動作に大きく影響するファイルを編集することになるので、自己責任で実施いただくことをお願い致します。
変更する方法は以下の3通りあるようです。
- php.iniファイルの編集
- htaccessファイルの編集
- wp-config.phpファイルの編集
ただ、2と3は、どちらか試してもダメで、もう1方だとうまくいく、という経験をしたことがあります。何故その2つで試したかと言うと、All In One WP Migrationでは、 上記のうち2と3の2つ、紹介をしてくれるためです。しかし有料版にすることでも上限が解放されるらしく、そちらも促されます。試してダメだったからと言って、負けないでください。そもそも、1の1択で考えて良さそうです。1を紹介しないのはわざとか?
Local(旧Local by wheel)の場合
~/Local Sites/(sitename)/conf/php/php.ini.hbs
の
upload_max_filesize = 300M
を、
upload_max_filesize = 1000M
のように変更後、サイトをLocalで再起動します。
サイトの再起動をせずに「あれ?」となったことが私はあるので、強調しました。
レンタルサーバーの場合
php.iniファイルに以下の記述をします。
memory_limit = 1000M post_max_size = 1000M upload_max_filesize = 1000M
レンタルサーバーの管理画面でphp.iniファイルの編集ができるようになっていると思われますので、まずその方法を探してみるのが良さそうです。少なくとも、
- エックスサーバー
- conoha.wing
- さくら
の3つはできそうだと確認しました。サービス元の説明が書かれているページを見つけた2つはリンクを張っておきます。
エックスサーバーでphp.iniを編集する
conoha.wingでphp.iniを編集する
さくらは、現時点だと「コントロールパネル」にログインして、
画面左側の「スクリプト設定」>「PHPiniファイル設定」
で入力可能です。
まとめ
WordPressでファイルアップロード上限値を変更する方法をご紹介しました。このあたりの作業からプロじゃない方だと厳しい内容になってくるのではないでしょうか。そういうときは、話は簡単です。私に依頼をください(笑