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SEO対策の見積もり・依頼(外注)に際する予備知識と注意点、業者の選び方

SEO対策はウェブ広告などと違いサイトとして残るため資産になり、長い目で見た時には費用対効果が絶大です。企業のウェブ担当者であればそんなことは百も承知かもしれません。

どこかいいところに依頼したいが、見積もりを聞くと業者によって全然金額が違ったり、提案される方法が違ったり、また業者によって言うことが違ったりで、困っていますでしょうか?

あるいは、そもそもどこに見積もりを依頼すればよいかが分からず調べてらっしゃいますでしょうか?

この記事はいずれの方も参考にしていただけます。業者選びに際して、ダマされないようにするためにも持っておくべき予備知識と、注意点、選び方をお伝えします。

SEO対策を行う会社がやってくれること

SEO対策を業者に依頼するメリットとデメリット

SEO対策を業者に依頼するメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

効果が出やすい

ここでご紹介した内容を踏まえて適切な業者を選べば、詳しい人が担当することでしょう。ご自身がSEOコンサルタントレベルであるという場合は別ですが、そうでなければ、餅は餅屋という言葉があるように、ご自身で実施するよりも効果が出やすいです。

自分の時間を自分の本来の仕事に費やせる

SEOについてはSEOのプロに任せ、自分は自分が本来力を発揮するべきところ、発揮したいところに力を入れる方が良いかとは思います。

SEOに関する知識が得られる

SEOコンサルタントは常に最新情報をウォッチしています。案件を進める中で、質問もできますし、最新のSEOに関する知識が入ってくることでしょう。いずれは自分でやっていきたいという場合も、まずはプロに託して、学んでいく方が良いかもしれません。

デメリット

コストがかかる

ウェブ広告と比べれば安いですが、正当なSEO対策は労力を要するので、月額10万円以上など、それなりの費用はかかります。ただ、それをご自身でやった場合にも、会社はその分を給料として支払います。会社としてどちらがコストメリットがあるか、を考えると良いでしょう。

悪徳業者に当たるリスク

ウェブ業界は悪徳業者が多いので、注意しましょう。

依頼する前に準備しておくと良いこと

まずは、依頼する前に準備しておくと良いことをお伝えします。ここでご紹介する準備をしておくと、後述する悪徳な業者に騙されにくくなるというメリットもあります。

ターゲットキーワードを考える

ターゲットキーワードを決めるところはSEOコンサル会社が支援すべきことですが、ある程度考えておくことをおすすめします。

具体的には以下の4つの視点があるのですが、そこまで考えなくても大丈夫なので、まずは考えられるものを挙げておく、というところまでしておくと、相談を受ける業者も提案がしやすくなりますし、悪質な業者は提案が難しくなります。

  1. 自社(自身)の強み
  2. その検索キーワードで上位に表示されている競合サイトの強さ
  3. その検索キーワードで検索されているボリューム
  4. サイトに流入したときのコンバージョンへの繋がりやすさ

予算を決める

SEOコンサル会社に支払う報酬は、大きくは成果報酬型と月額固定報酬型の2種類があります。

成果報酬型

成果報酬型は、特定の検索キーワードで10位以内などの規定の検索順位を獲得すると、1日あたりいくらという料金が発生するという形のものです。

検索キーワードによって難易度が違い、難易度によって料金が変わってきます。

1キーワードあたり「500円/日」~「1万円/日」くらいの幅があると思われます。

また、それとは別に初期費用が発生する場合もあります。5万~30万円程度でしょう。
内部対策も得意な当方の場合、ベースの作りの改善を提案することもあり、その改修費として10~20万円くらいのお見積りになることが多いです。
1キーワードあたりの設定料金は、1,000円/日~2,000円/日くらいの難易度で契約に至るケースが多いです。

成果報酬で依頼する場合、設定された料金の妥当性は同じ検索キーワードでウェブ広告に出す場合の料金と比較してみるのが一つの手でしょう。いずれにせよ、記事制作はしてもらうべきです。その点は確認の上、料金を相談して決めていきましょう。

固定型報酬

固定型は、月額で10万~100万ほどの幅があると思います。大手のSEOコンサル会社ほど料金は高い傾向ですし、また顧客のサイトが大規模になればなるほど、やるべきことも多くなるので、高くなります。

当方の場合はまず最初にサイトのベースの改修、内部対策で10~20万程度、その後は1記事あたり1~5万円をいただきます。記事の単価の幅は、内容の難易度による違いです。大手SEOコンサル会社だと1記事あたり5~10万円になると思われます。
質の高い記事を30個ぐらい書けば、何かしらのキーワードで上位が獲得できる可能性が高くなります。

10個ぐらいでも効果は見えてきますので、最初はまず10個の記事作成だけにするなど、段階的に契約を結んでいくのが良いでしょう。当方はそのような形でもお受けしています。

ライバルとなるサイト(ベンチマーク先)を見つける

検索順位で上位を獲得するということは、抜き去らなければならないサイトがあるということです。いずれにせよSEOコンサルタントは、抜き去る必要のあるサイトを確認し、どのくらい手ごわいかを調査するのですが、あらかじめ見つけておいて、伝えられればその場で難易度の感想も聞けるでしょう。

検索順位を上げることで集客したいサービスなどの資料を用意する

サービスの内容によって、コンバージョンに繋がりやすい検索キーワードの種類が変わることがあります。また当然ですが制作する記事の内容はサービスの内容によって決まってくるので、できるだけ具体的にSEOコンサル会社に伝えられるように、サービスの内容が分かる資料を用意しておくとスムーズです。

可能であればウェブに詳しい人と、サービスに詳しい人の両方を揃える

SEO対策はどうしてもウェブの専門的な知識が必要になります。ずっとSEOコンサル会社に依頼するにしても、可能であればある程度ウェブに関する知識がある人がいた方がやり取りがスムーズになりますし、そういう人がいれば、徐々にSEO対策の知識が蓄積されて、いずれSEOコンサル会社に依頼せずとも、ある程度自社で行っていけるようになるかもしれません。

また、サービスの内容を伝える必要もあるので、ウェブに詳しい人とは別にサービスに詳しい人を用意しておく方が望ましいです。

いつまでに、どの程度の効果を期待したいかを考える

いつまでに、どの程度の効果を出したいかと予算によって、SEOコンサル会社も提案する内容が変わってきます。

半年後ぐらいに「〇〇+〇〇」という検索キーワードで10位に入り、そのことで〇〇のサービスの利用者を増やしたいというような感じで伝えられると、具体的な提案内容と料金が見えてくると思います。

優良なSEOコンサル事業者(もちろん、当方含みます)であれば、自信を持って提案をしてくれるでしょう。

ただ1点、この記事の中ではどうしてもお伝えしておかなければならないこともあります。

検索順位はGoogleが決めるものであって、細かいアルゴリズムは公開されているわけではありません。優秀なSEOコンサルタントは、それまでの経験を踏まえてある程度アルゴリズムの中身について確度の高い推測ができていいますが、そのアルゴリズムはいつ変更になってもおかしくないのです。

つまり、必ず効果が出るという保証はできません。だからこそ多少割高設定にはなりますが成果報酬型もあります。

ただ、「検索意図に合致した内容を上位に表示させる」というGoogleの軸は不変的だと思われ、質の高い記事を積み上げていけば、検索順位はかなり高い確率で上がります。その結果として、受注に繋がるかどうかは、その後の問い合わせ対応であったり、そもそも問い合わせしやすい導線になっているかなどもあります。

資産として残るホームページとするには、固定報酬型の方がじっくりと、着々と良質なコンテンツが積みあがっていくので、将来的なアルゴリズムの変更にも耐えやすく、おすすめです。

成果報酬型の場合、業者は成果が出たらそこで手を止めることになります。事業者である以上、利益を追求するのは当たり前なので、それは仕方がありません。

依頼先の選び方

業者選定のポイントをお伝えします。

ウェブで検索してみる

SEO対策会社は、ウェブで検索して候補を見繕うべきです。何故ならば、検索して上位に表示されているサイトは、SEO対策がされているというのが事実としてあることと、それができてないのにSEO対策ができると謳っている業者が山ほどいるからです。

SEO対策会社は、SEOのノウハウが長けているわけなので、SEO関連で検索すると相当な強者が上位にひしめいています。そういう会社は比較的間違いがないでしょうが、やはり大手が多く、料金は高くなります。

実力はあるけど、もう少し安い料金帯のところの話も聞きたい、ということであれば、検索結果の2ページ目以降、3ページ目ぐらいまでは目を通していくつか見繕うことをおすすめします。競合が強いため上位獲得が難しい「SEO」関連の検索キーワードの場合、そのぐらいまでは実力のあるサイトが並んでいると思います。まだ開業して1年ぐらいの当方は、サイトのドメインパワーが弱いので1ページ目ではなく、そのあたりに出没することが多いと思います。「SEO対策 制作」では2023年5月時点で1位、「SEO対策 東京」で10位ぐらいです。

SEOにはE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)というGoogleが明確に示している評価軸があります。その結果として、ドメインパワーという概念をSEO対策実施者側は持っています。その会社の知名度が高く、信頼性が高いと認められるサイトほど、ドメインパワーが強くなり、例え同じ記事を同時に上げたとしたら、ドメインパワーが強いサイトの方が上位に表示されるからです。

比較サイトについて

検索してみると、業者ではなく業者を比較して、紹介してくれるサービスが上位に表示されると思います。業者選びをしたいという検索意図に沿っている内容になるので、Googleはそういうサイトを上位に表示します。

そういうサービスは、業者から料金をもらうことによって成立しています。つまり、そういうサービスを通じて依頼した場合、マージンが取られている状態だと考えて差し支えないかと思います。

また、そういうサービスは、要望を踏まえて適した会社を選んでいるかというと、そうではないケースが多いと思います。無作為に登録業者が紹介されます。料金を支払ってくれている業者に対して、まんべんなく案件を紹介しないと解約されてしまいサービスが成立しないためです。

以上踏まえて、そういうサービスを使うかどうかを考えていただければと思います。当方もそういうサービスを利用することはあるので、事情に詳しい次第です。

制作もできるところにする

多くのSEOコンサル会社は、制作を自社では行っていません。一方で、制作会社はSEOに関する知見が浅いところがほとんどです。その中の多くの制作会社は、大した知識を持たないのにSEOの文字をホームページに掲げています。

要するに、SEOの知見が深く、制作もできる会社というのはほとんどないのですが、できればBringFlowerのように両方できるところの方が良いでしょう。

担当者との相性

SEO対策を委託する場合、担当者とのコミュニケーションが割と多くなる部類だと思います。コミュニケーションの頻度、連絡手段、考え方など、人対人なので、相性というのはあると思います。

大手のSEOコンサル会社の場合、誰が担当するか分からないというのがデメリットとしてあると言えます。もし事前に話した人が相性が良さそうだというので選ぶようであれば、その後も担当してくれるかどうか確認した方が良いでしょう。

当方のように、誰が対応するかが明確で、その後の人事異動もないというような相手であれば、その人との相性さえよければ、その後のコミュニケーションは安心です。なお当方はコミュニケーション頻度が高いです。これは性分だと思うのですが、すぐに返信します。
なので、あまり返信を下さらない顧客というのは正直やりづらかったりもします。そこには相性があると思っています。

騙されないようにしよう!悪徳業者の手口と特徴

残念ながらウェブ業界には悪徳業者が多くいる実態があります。悪質と悪徳は違います。質が悪いだけというのは、悪意がないわけなので私も批判するつもりはありませんし、発注側も見極めようがあると思います。

悪徳業者というのは、人を騙して商売をしているわけなので、口がうまいということだけは長けています。予備知識がないと騙されてしまいます。

当方には検索順位向上の相談がくるため、悪徳業者に騙された状態というのをよく見てきています。その私の経験を踏まえて、悪徳業者の手口をご紹介します。

自作自演の被リンク集め(外部対策)は避けるべき

自然に集まった関連性の高いサイトからのリンクは、サイトの評価を高め、検索順位が向上します

しかし、その仕組みを狙って自作自演でリンクを張ると、Googleからペナルティを与えられてしまい、検索順位が上がるどころか、下げられてしまうというリスクがあります

Googleはどうやって自作自演だと見抜くかというと、一つにはIPアドレスを見ているというのがあるので、「IP分散するので大丈夫です!」などと言ってくる業者がいます。

それもGoogleに見抜かれるリスクが高いので、やめましょう。GoogleはIPアドレスだけではなく、不自然さを分析しています。

そもそも、自作自演でリンクを張るという行為自体、モラルの問題があるということに気付ければいいのですが、当たり前のことのように言われてしまうと気になってしまいますよね。

サイト公開したらしばらくくる営業電話

新しいサイトが公開されたら、そのサイトを狙って営業をする業者が結構いるようです。どうやってそういうサイトを見つけているかというと、色々やり方は考えられますが、Google検索は期間を指定して検索する方法があるので、どうもそういう原始的なやり方で頑張っているところがある模様です。

どうして私がそのことを知っているかというと、顧客と伴走してサイトを成長させるということをしているので、よく相談がくるんです。

「こういう話があったんですがどう思いますか?」って。

もちろん、そういう営業手法自体が悪いわけではないので、どうこう言うつもりはありませんが、そういう営業手法を取るSEO業者は悪徳業者が多いので気を付けた方が良いです。

自社のサイトはSEO対策されていない

冷静に考えてみてください。SEO対策が得意な会社がそんな営業方法やりますでしょうか?
会社名を聞いて調べてみると、案の定、そういう会社のサイトは大体SEO対策がされてません。
SEO対策の会社は、まずその会社のサイトがSEO対策がされているかどうかを確認すべきです。

検索上位獲得の成果報酬

検索上位獲得による成果報酬自体は否定しません。と言いますか、当方も状況によっては提案しますし、希望されれば料金の検討をします。

ただ、見積もりを依頼したわけでもないのに、電話営業などで成果報酬で提案してくるところは、まず疑って確認した方が良いです。

悪徳業者の成果報酬の手口は大きくは以下の3通りです。
悪徳業者が成果報酬で提案したがる理由というのは、悪徳業者側にリスクがないというところにあります。労せずしてお金を得ようとしているわけです。

自作自演の被リンク集めで上位獲得

自作自演の被リンク集めでも、Googleに見つかるまでは検索順位が向上するでしょう。成果報酬は、目標順位が達成されてから半年とか、1年間などという一定期間料金がかかるという風になっていると思います。
※そもそもそういう期間もないとすれば、延々とお金を払い続けることになるかもしれないということなのでやめた方がいいです。

上位獲得して、契約期間分お金を払っても、その後にGoogleからペナルティを与えられたら水の泡です。最悪です。そうなったら回復させる、という契約にはなってないと思います。

成果報酬で契約後、サイトの成長を待つだけで何もしない

何もしなくても、成果報酬で契約して、そのサイトがその後上位に上がればお金が入る。そんなことを考えて営業しまくっている会社がどうやらありそうです。

当方が制作したサイトに対して悪徳業者が営業してくるのは、ここに訳がありそうな気がしています。サイトの出来がいいので、すぐに順位が上がるだろうと考えるのではないかと・・。

少なくとも、何をして順位を上げるのかは聞かなければなりません。

実は簡単な検索キーワード

成果報酬だろうが、そうでなかろうが、ちゃんとしたSEO対策会社が実施するのは内部対策(コーディングの品質向上など)と、コンテンツ制作(いわゆる記事制作代行)です。

記事制作代行の場合、分かりやすくその業者が書いた記事が残るので、業者の労力は分かります。

ただ、その記事で上位が獲得できたとして、どのくらいメリットがあるのかを冷静に考えなくてはいけません。提案を受けた顧客に、提案された内容を聞いてみると、検索ボリュームもほとんどないような上位を獲得するのが簡単なキーワードで、法外な料金である場合がありました。その検索キーワードで上位を獲得したところで、検索されてないので集客には繋がりません。少なくとも私なら1記事書いてクリアになりそうな検索キーワードで提案されているケースがありました。

小手先のテクニックをすすめてくる

例えば特定のキーワードをページにたくさん入れた方が良いとか、URLに特定のワードを入れた方が良いとか、1ページあたりの文字数は何文字が良いとか、そういうことを言う業者がいます。

特定のキーワードをページにたくさん入れた方が良いというのは、Googleの検索エンジン精度が低かった昔はありました。その時はGoogleはキーワードを探しにいっていたからです。今は自然言語理解力が高いので、分かりやすいサイトが上位に表示されます。

URLに特定のキーワードを入れた方が良いという例に関しては、実際に言われたというのを聞いたことがある例なのですが、少なくともGoogleは、直接的な関係はありません。仮に多少影響があったとしても、他に色々とやるべきことがある中で微々たるものです。

1ページあたり何文字が良いというのは決まっておらず、そのページの主題に対して説明されるべき適切なボリュームを心がけることが大事です。

上述したような類の小手先のテクニックは今は通じるものがないので、そういうことを言ってくる業者は、ただ単に知識がないのか、適当にそれっぽいことを言って騙そうとしているかのどちらかです。

具体的に、どういう対策が求められるかは次の記事などご参照ください。

SEOとは?2つの軸と3つの視点に基づいて

MEO(ローカルSEO)も気を付けた方がいい

Googleマップのリスト上位獲得を目指すMEOは、お客様が近くで探すような類のサービスなど、業種によっては効果は大きいです。
では何が上位獲得に効くかというと、口コミの数と評点です。ただそれだけです。ちょっとした特典を付けてお客さんに頼むということを地道にやっていれば、割とすぐ溜まっていきます。
それ以外に必要なことは、単に会社やお店の名称や所在地などの情報を入力し、写真を少し載せるとか、その程度のことです。

口コミを集めるというサービスを実施しているところがあります。それもモラルの問題がありますが、上位獲得に効くのは確かですし、Googleによるペナルティのようなものは今のところ聞かないので、悪徳業者とまでは言えないとは思います。でも、わざわざ高いお金払って頼むことではないように、私は思います。また、ペナルティはないとしても、業者が集めた口コミが一気に削除されたという話を聞きました。リスクが少なからずあるという風に思った方が良いと思います。

口コミを集めるというものでもなく、何をするのかよく分からないのにやたらと高い料金で売り込まれているのを聞いたことがあります。内容を顧客に聞いたら、大してメリットが感じられないものでした。その業者は、それ以外も色々と問題がある悪徳業者でした。その業者が契約しているサーバーからサイトを移すだけでえらい大変な思いをしました。

ちなみにその会社は、会社名で検索しても、Web制作をやってるフリーランスに検索順位で負けているというSEOの実力でした。

自社でサーバーを契約したがる場合は気を付けた方がいい

レンタルサーバーは、私がおすすめするところで月額700円程度です。
SEOコンサル会社ではなく、ホームページ制作会社に多いのですが、自社でサーバーを契約し、そこにサイトのデータを置きたがる業者は気を付けた方が良いです。

面倒なサーバーの契約手続きがなくなると考えてメリットを感じてしまう方が多いのですが、以下の落とし穴があります。

  • サーバー代込と題して、上乗せされた運用費を請求されてしまう
  • 1年契約などとされて、解約したいときに解約できない
  • 通常より質の悪いサーバー(月額200~300円など)を使われてしまうリスクがある
  • 占有サーバーになっておらず、他のお客様と同じ領域が使われていてパフォーマンスが悪い
  • 自身の資産であるはずのサイトが業者が保管することになってしまう
  • 解約する際に、サイトの移管、ドメイン移管という難関が待ち構えている

例えば当方は、顧客がご自身でレンタルサーバーを契約するところのサポートもしっかり行いますし、契約後はもちろん、諸々の作業を代行します。

まとめ

長期的な視点でビジネスを考えれば、費用対効果が絶大なSEO対策は避けて通るべきではありません。相性の良い、質の高い業者をうまく見つけて対策をしていきましょう。

ぜひ当方にご相談ください。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月に独立後、2024年4月に株式会社BringFlowerを設立。SEOコンサルを活動の軸に据えつつ、AIライティングツールの開発と運営を自ら行う。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。