SEO
ChatGPT(生成AI)のSEO対策における活用方法、プロンプト紹介!SEOに強い記事の作成方法も
基本的なことは説明すら不要になったChatGPT。
Googleも検索結果画面に生成AIによる回答内容を表示する試験を実施しており、SEOは大きく変わることが予想されます。
しかし、生成AIの回答だけで満足が得られる検索クエリ(検索キーワード)というのは少なくとも現時点、それほど多くありません。やはりSEO対策は今後も必要となると考えます。
ChatGPTは、GoogleのSEO対策でも大いに活躍します。特におすすめは、ChatGPTを直接使うよりも10倍早く、かつ能力を最大限に引き出すBringRiteraの利用です。この記事では、BringRitera含め、直接ChatGPTを活用する場合には、どのように活用できるのかについて、ご紹介します。
ChatGPTとは?
ChatGPTは自然言語処理(NLP)により、自然な言語で質問して、自然な言語で答えてくれるAIチャットです。
以前はChatGPT-3.5とChatGPT-4の2つバージョンがあり、ChatGPT-4の方が精度が高い代わりに、有料で月額20ドルかかりましたが、2024年5月14日(日本時間)に発表されたGPT-4o以降は、無料でGPT-4oが使えるようになりました。ただし無料版は利用制限があります。有料版の支払方法はクレジットカードのみです。
情報源は数カ月前のもので、最新の情報ではない場合があることには注意が必要です。
SEO対策におけるChatGPTの活用方法
ChatGPTはSEO対策においても大いに活躍してくれます。様々な活用方法がありますので、以下にご紹介します。なお、ここで示す具体例はすべてChatGPT-4を活用した内容となっていますが、ChatGPT-3.5でもある程度は近い内容を返してくれます。
コンテンツSEOのための記事作成
多くの人がまず考えるのが記事作成を任せられないか、ということだと思いますのでまずその話からします。
検索ボリュームが多い検索キーワードでの検索上位を獲得するには、ある程度その検索意図に対して網羅性がある内容となっていて、かつ独自性のある内容が含まれていることが求められます。
網羅性のある記事を書く、という部分においてはChatGPTは特に有効に活用できます。そのため、記事のベースを作るというところはある程度任せられると考えてます。大幅な時間短縮ができるでしょう。そして、そのChatGPTをそのまま使うよりさらに10倍速く、かつChatGPTの能力を最大限引き出し、しかもすぐに最高モデルを反映してくれるBringRitera(リテラ)がおススメです。ChatGPT-4は月額20ドルですが、BringRiteraは無料で使い始められて、有料プランも月額500円~と、他の類似のツールより格安です。さらには、ChatGPTのみならず、Gemini、Claudeといった最高峰の各生成AIについて、それぞれの最高モデルを切り替えながら利用することができます。
ターゲットキーワードを挙げてもらう
次のプロンプトでターゲットキーワードの候補を挙げてくれます。
一眼レフレンズを検討する人をターゲットにした記事を書くとした場合に、検索ボリュームが多くターゲットキーワードとして適している単語を箇条書きで挙げて
「一眼レフレンズを検討する人」のところをターゲットユーザーの内容に置き換えて下さい。
上記の例では、「ニコン」「キヤノン」などのメーカー名や、「望遠」「広角」「メンテナンス」などのキーワードがターゲットキーワードになり得るということが分かります。
他には?
と立て続けに聞けば、さらに挙げてくれます。
なお、ChatGPTが言う通りで、実際の検索ボリュームはツールを使って調べることをおすすめします。無料で、レスポンスが早くて手軽なのはruri-coです。
また、その手のツールは、例えば「一眼レフ」と入力すれば、それに関連して検索されている検索キーワードの検索ボリュームも挙げてくれるので、現時点ではそういった専用ツールも併用して用いる必要はあります。
また、自分で考えた方が上手くいく場合もあるでしょう。例えば、上記の例では「背景をぼかす」という一眼レフレンズの購入を考える人のニーズが拾い上げられていません。「一眼レフ 背景ぼかす」の検索ボリュームが260件/月あり、そこまで多くはありませんが「ロングテールキーワード」といって狙い目のボリュームである場合があります。
ターゲットキーワードの検索意図を挙げてもらう
「一眼レフ」で検索する人の検索意図を挙げて
このように、検索意図を聞くという手もあります。
記事タイトルの案を挙げてもらう
ターゲットキーワードを元に記事タイトルの案を出してもらうことができます。
「一眼レフ 背景ぼかす」をターゲットキーワードとしてGoogleで上位を獲得できる可能性のある記事のタイトル案を10個挙げて
このようなプロンプトで記事のタイトル案を挙げてくれます。
記事の見出しを挙げてもらう
「初心者でもできる!一眼レフでの背景ぼかし方法」というタイトルの記事の見出し構成を挙げて
このようなプロンプトで記事の見出し案を出してくれます。
記事のリード文(導入文)を書いてもらう
タイトルと見出し指定することで、その内容を想定したリード文(導入文)を書いてもらうことができます。
次の記事のリード文を書いて
タイトル:
初心者でもできる!一眼レフでの背景ぼかし方法
目次:
1.xxx
1.1. xxx
1.2. xxx
2.xxx
(以下省略)
(中略)
記事を詳細に書いてもらう
さらにうまく活用すれば、見出しに沿って記事の中身を書いてもらうこともできます。ただ、うまく指示を出さないと、前後の文脈がごちゃごちゃになったりします。
また、実際にトライしていただくと分かると思いますが、結構時間がかかります。
そこまでやるなら、ChatGPTを活用したAIライティングツール(記事作成ツール)の利用をおすすめします。プロンプトを入れる手間も省け、さらなる大幅な時間短縮ができますし、専門家によるプロンプトの試行錯誤が反映されます。私も、ここでプロンプトのノウハウのすべては明かしていません。
おすすめは、先ほどもご紹介した「BringRitera(ブリングリテラ)」です。
BringRiteraは網羅的な記事を作成してくれるだけでなく、上位を実際に獲得するために求められる内容のヒントまでをも示してくれますので、非常に有効に活用できます。
リライトをしてもらう
次の文章はGoogleで「〇〇〇」で検索したときの記事の一部として書こうとしている内容です。検索上位に表示されることを目的にして、リライトしてください。
“ここに文章を書く”
このようなプロンプトで、リライトをしてくれます。分かりにくい文章があれば分かりやすく、重複があれば、重複の解消を、足りない点があればそれを補うといったことをしてくれます。
検索上位を獲得するには人の手によるリライトは必要
記事を出力してみると分かると思いますが、網羅的な記事を書いてくれる一方で、そのままだと冗長すぎる部分も残ることがあり、またどうしても一般的な内容に留まります。
検索上位に表示される記事とするためには、リライトと、独自性ある内容とするための追記は必要になるケースがほとんどだと思います。間違った内容が示されることもありますので、ファクトチェックも必要となります。
調べれば誰でも書け得る内容、しかも時間がかかる部分はある程度BringRiteraのようなChatGPT活用ツールに任せましょう。人じゃないと難しい創造性ある部分もBringRiteraにポイントだけ確認し、あとは自分で書き足すなどするのが良いでしょう。
あるいは、ツールは活用しつつ、リライトだけプロにお願いして、0から書くよりは安くしてもらうという手もあると思います。BringFlowerはBringRiteraとのセットであれば応相談です。
事業のターゲット検討の参考にする
上記ではターゲットキーワードを挙げてもらいましたが、そもそものターゲット層を考えるための参考データも示してくれます。SEOにおけるターゲットキーワードを考える前段となるフェーズですが、SEOにおけるターゲットキーワードの検討に繋がります。
以下に鍼灸院を例にプロンプト例を示します。
東京で鍼灸院を開院するならどのエリアがおすすめ?
のようにターゲットエリアを聞けば、おすすめのエリア、それぞれのエリアの特徴を示してくれます。
鍼灸院を東京都武蔵野市の吉祥寺で開院する場合のターゲット層として狙い目を教えて
のようにターゲットエリアを絞ったうえでターゲット層を聞くと、年代や働き方別に、鍼灸院の治療対象になり得るものとしてどのような症状があるかを示してくれました。
ペルソナを考えてもらう
ペルソナは、製品やサービスを開発する際に、ターゲット像を具体化するマーケティング手法です。UXデザインの手法の一つとしても挙げられます。ターゲットを抽象的に捉えたままでは、誰のためのものでもなくなってしまうことがあります。ある人にとっては興味のない内容であったとしても、ある人にとってはとても刺さる内容にするということが目的です。
このペルソナ手法は、コンテンツSEOとしての記事作成においても用いられており、ChatGPTは見事にその手助けをしてくれます。
吉祥寺で綺麗な鍼灸院を開院します。ペルソナを描いてください。
と聞いたら、3つ挙げてくれました。ペルソナというのは、必要な数だけ作り、優先順位を付けるという手順で行います。きちんと、ペルソナごとに特徴が異なるものを挙げてくれました。
カスタマージャーニーマップを考えてもらう
カスタマージャーニーマップは、顧客が商品やサービスを利用する際の一連の体験を把握するためのフレームワークです。ペルソナが人に着目したものであるのに対して、カスタマージャーニーマップは、人を特定したうえで、その人のシーン、ストーリーに着目したものとなります。
SEOを目的とした記事についても、カスタマージャーニーマップを想定したうえで書いた方が、より検索意図に沿ったものになるということと、コンバージョンに繋がるために必要な情報が何か、という観点も入れやすくなるというメリットがあります。
吉祥寺で綺麗な鍼灸院を探して通い始める人のカスタマージャーニーマップを描いて。
と聞いたら、ChatGPTは次のようにカスタマージャーにマップを答えてくれます。
サイトの全体像を考えてもらう
次に、記事単体を対象とするのではなく、サイトの全体像を考えてもらう方法をご紹介します。
先述の内容は、ターゲットキーワードを決めて1つの記事を書きあげていくプロセスでしたが、例えば「一眼レフ」のようなビッグワードで上位を獲得するには、「一眼レフ」に関して網羅的に記事をある程度の数書くことが必要となります。
次のように質問することで、どのような記事を書けばよいかのヒントを得ることができます。
「一眼レフ」で検索したときに上位に表示されるサイトにするために必要な記事のタイトルを100個挙げて
サイトにあると良いメニューを考えてもらう
次のように質問の仕方を変えてみると、SEO対策という意味においても気づきが得られるかもしれません。
一眼レフを紹介するサイトにあると良いメニューを考えて
トピッククラスターを形成してもらう
トピッククラスターとは、ビッグキーワードで上位を獲得するために、複数のトピック(ピラーコンテンツ)とそれを取り巻くコンテンツ(クラスターコンテンツ)を形成し、それぞれに適切にリンクを張るというものです。
上述のように、100個記事を挙げてもらうというやり方よりも、より専門的で体系立てて記事の構成を検討することができます。
次のように質問をするとトピッククラスターを考えてくれます。
「一眼レフ」のトピッククラスターを形成して
記事をカテゴライズしてもらう
記事が多いと、整理してカテゴライズされてないと目的の記事が探しにくくなります。カテゴライズの仕方はSEOにおいて重要な意味を持ちます。
次のように指示することで、ChatGPTはカテゴライズをしてくれます。
次の記事をSEOを考えてカテゴライズしてください。
ハンコの歴史
ハンコのメリットとデメリット
実印とは
銀行印とは
角印とは
認印とは
スタンプ印とは
オリジナル印とは
電子契約における印鑑は?
強調スニペットに表示されやすい文章を書いてもらう
検索結果1位になったときに、目立つ形で記事の抜粋が表示されることがあり、その部分を強調スニペットと呼びます。
次のような指示により強調スニペットを意識した文章を示してくれます。
ハンコの歴史
という記事において、Googleの強調スニペットに表示されやすい文章を書いて
文章を校正してもらう
分かりやすさも間接的にSEOに効果をもたらします。次のようにして、文章を校正してもらうこともできます。
次の文章の校正をしてください。
“校正をしたい文章をここに書く”
文体を合わせてもらう
指示文の後に、
文体は次の文体に合わせて。
“合わせて欲しい文体を3行程度書く”
のように指示をすると、文体を合わせてくれます。同じサイトの中で、自分が書いたものと、ChatGPTが書いたものとが混ざって文体が合ってないと不自然さが生じますが、それを回避するうえで活用できるでしょう。
ここでは分かりやすく示すため、「消費しやすくなるわよ。」というあまり使わないような文体にしていますが、もっと一般的な文体でも合わせてくれます。
上記でご紹介したBringRiteraはこのように文体を指定する機能も追加予定です。
構造化マークアップを書いてもらう
ChatGPTはコーディングをするのも得意です。Googleの検索結果画面に表示される内容に影響を及ぼす構造化マークアップは記述方法が簡単に見えて、階層構造があるので結構間違いやすいです。それを書いてもらうことができます。
なお、このような構造化マークアップはE-E-A-Tを高める可能性も考え、BringFlowerが制作するサイトは徹底的に記述をしています。
meta description(メタディスクリプション)を考えてもらう
meta descriptionは、検索結果画面に表示される要約文で、100文字程度を目安に考えます。ChatGPTは要約が得意なので、次のようなプロンプトでmeta descriptionの案を示してくれます。
ただし、ChatGPTは入力の上限が4096トークンとなっていて、日本語の場合約2000文字程度となりますので、長文ページの場合は、入力内容を絞る必要があります。
文章をSEOを考慮したHTMLに書き換えてもらう
SEOのためには、Googleに文書構造を正しく伝えるために見出しタグ、リストタグなどを適切に用いることが重要です。HTMLに詳しくない方は、最初はChatGPTに次のような質問をしてみることで、どのような記述が望ましいのか分かってくるでしょう。
次の文章をSEOに強いHTMLに書き換えて。bodyタグは省略して。
“HTMLに書き換えてもらいたい文章を書く”
なお、「bodyタグは省略して」の指示がないと、headタグやbodyタグなど、指定した箇所以外の関係ない部分もまとめて出力することがあります。
BringRiteraなら、最初からHTML形式で記事を出力してくれて、WordPressならコピペするだけで適切な見出しブロックやリストブロックに変換してくれます。
ChatGPT(AI)で生成した文章で上位に表示されるか?
上述の通り、リライトして独自性ある内容を追記すれば上位に表示される記事にすることはできます。BringRiteraなどのAIライティングツールを活用すれば、多くの人にとっては0から書くよりも大幅に時間を短縮することができるでしょう。
次のページにはBringRiteraで書いた記事が掲載されています。
BringRiteraは独自のノウハウでSEOに強い記事を生成するため、上記URLに掲載されている記事の中にも次のように上位に表示されている記事があります。
「一眼レフ ぼかし 選び方」1位
「ChatGPT 百貨店」 1位
「PREP法 DESC法 違い」 1位
「ブログ 文体」5位
とはいえ、難易度の高い検索キーワードになるとリライトは必要です。以下、何故追記が必要か?ということについて述べます。
2023年2月8日、GoogleはAI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンスを公開し、その中でAIで生成された文章であるというだけではスパム扱いをしないということを明言しました。
一方でGoogleは、それより以前の2022年4月に行われたカンファレンスで、AIで生成した文章はGoogleのガイドラインに反すると発言していました。その背景として、重複コンテンツに対するGoogleのポリシーがあると考えられます。
重複コンテンツに対するポリシーの厳しさが増しているのか、精度が高まっているのか、ChatGPT登場以前から、Googleのアルゴリズムは、よりオリジナリティを重視する傾向が強まっています。
そのため、ChatGPTで生成した文章をそのまま掲載しても上位に上がりづらいだろうと思います。ChatGPTが生成した文章は、ウェブ上のどこかにその情報が掲載されているということになるからです。ただ、他と重複しない内容だけ書くべきかというと、そういうことでもなく、一般的な内容でもそのテーマにとって不可欠であれば記載されている必要があります。網羅性も重要です。
テーマに対して網羅的な記事を書くというのはChatGPTにとって得意分野です。ChatGPTによって生成された文章かどうかをGoogleが見破れるかというと、それ自体は難しいでしょう。ChatGPTの生成する文章も刻一刻と変わるでしょうしね。
BringRiteraで網羅的な記事を書きあげ、あとはリライトをするだけとも言えますので、BringRiteraはおすすめです。
ChatGPTでSEO対策を行うメリット
ChatGPTでSEO対策を行うメリットを挙げます。
気付かなかった観点に気付くことがある
検索意図を挙げてもらう、ペルソナを考えてもらうなどは、ChatGPTが返す内容を見て、なるほど、そういう観点もあるかと思うこともあるでしょう。
時間の短縮
プロンプトを定型化することで時間の短縮は狙えます。ただし何往復かが必要となり、途中でプロンプトを間違うなどしてしまうこともあると思いますので、BringRiteraのようなツールの活用がおすすめです。
また、試す中で面白がってプロンプトを何度も変えたりしていれば、結局時間は過ぎていってしまうので、その点にも注意が必要です。
ChatGPTでSEO対策を行うデメリット
ChatGPTでSEO対策を行うデメリットを挙げます。
内容が間違っているリスクがある
少なくとも現状、ChatGPTは事実と異なることを返してくることがあるので、人によるファクトチェックは必要です。
他の記事と似やすい
ChatGPTを使って記事を書く人は増えてくることでしょう。そうなれば、記事が似てくる可能性も考えなくてはいけません。やはり、独自性ある内容を付け足すことはするべきでしょう。
不自然さ、冗長さが残ることも
文章の不自然さ、冗長さが残ることもあります。このあたりはプロンプトの工夫でカバーできることもありますが、今後のChatGPTの成長にも期待したいところです。
AIとSEOについて
Googleの検索エンジンにもRankBrainやBERTと名付けられているAIが活用されています。AIによって、AIかどうかを判断するということになっていくのでしょう。
「人間 対 AI」ではなく、「AI 対 AI」の世界に突入ですね。