SEO
不動産SEO対策のポイント10選!
不動産広告と言えば、SUUMO、HOME’SなどのポータルサイトがSEOも強く、掲載料を支払って掲載している会社がほとんどでしょう。検索上位に表示される強いポータルサイトは集客力を持つので掲載は避けられないかもしれませんが、一方で、自社ホームページからの集客ができている会社もあります。
自社ホームページへの掲載は無料ですから、SEO対策をして集客力をつけるまでにはある程度コストがかかったとしても、トータルでの費用対効果は絶大なものとなります。ポータルサイトへの依存度を少しでも下げた方が長期的に見た時の費用対効果は高くなると言えます。
では、どうすればよいのでしょうか?その答えはこの記事を読むと分かります。
集客できるホームページを作りたい方、必見の記事となりますので是非最後までご覧ください。
最後には特典が示されます。
titleタグの記載内容が重要であるということを知る
ホームページには、各ページにHTMLのtitleタグでタイトルが書かれています。
このtittleの記載内容でターゲットキーワードにおける検索順位が大きく変動し、SEOにおいて非常に重要です。タイトルの記載内容は、一見してタイトルのように見える部分が書かれているかというと、そうでないこともあります。titleタグの記載内容は検索結果画面に表示される部分となり、ブラウザのタブに表示される部分です。
ターゲットエリアを明確にする
不動産会社がtitleタグ記載内容から外すべきではないものとして「地域名」があります。
- 「地域名+賃貸」
- 「地域名+マンション」
- 「地域名+戸建て」
- 「地域名+土地」
- 「地域名+管理会社」
などで検索する人が一定数いるからです。
また、titleの記載内容だけでなく、ホームページに訪れた人が一目見て、どのエリアをターゲットにしているのかがトップページで分かるようになっていることが重要です。ターゲットエリアが分からないとすぐに離脱されてしまうかもしれません。
地域名以外の重点ターゲットキーワードを決める
「地域名+〇〇」の検索キーワードは割とよく用いられ、その中でも上記に挙げた検索キーワードは、10位以内であれば十分狙えるので外すべきではないのですが1位を取ろうと思うとなると、SUUMOやHOME’Sなどのポータルサイトがやはり強く、かなり難易度が高い部類にもなります。
titleタグに入れるターゲットキーワードは3~4個くらいはあってもよいので、地域名以外も入れた方が良いです。
地域名以外のターゲットキーワードを何にするかがとても重要です。
決める際の観点としては以下があります。
- 自社(自身)の強みは何か?
- ウェブサイト上における競合の強さはどうか?
- そのキーワードで顧客は探すか?
以下にターゲットキーワード検討の手順を述べます。
ひとまずキーワード候補を挙げる
ひとまずは、考えられるキーワードをどんどん挙げていきます。以下に種別でキーワード例を挙げます。
物件の条件
自社の特徴、ターゲットエリアの特徴などを踏まえて、物件の特徴をターゲットキーワードにするのも良いでしょう。例えば以下のようなキーワードが考えられます。
地域名とこれらキーワードを組み合わせて検索された場合は、具体的に住みたい物件のイメージが固まっているので、成約に至りやすいという特徴もあります。
- 楽器可
- ペット可
- デザイン物件
周辺のスポット名
特定のスポットに近い、という条件で探す人もいるので、そのスポット名もターゲットキーワードになり得ます。例えば次のようなキーワードが考えられます。
- 〇〇小学校
- 〇〇駅徒歩〇分
- 〇〇公園
物件名(マンション名、多棟現場名など)
物件名で検索する人は少なからずいます。賃貸マンションだとポータルサイトでも建物情報として掲載していたりしますが、より詳細なセールスポイントや、物件情報を掲載すれば個別の不動産会社ホームページのほうが上位に表示されやすいキーワードです。
かつ、その物件が気になっている人が検索するので、問い合わせに至りやすいという特徴もあります。
ターゲットキーワードの検索ボリュームを確認する
候補として挙げたキーワードの検索ボリュームを確認します。
調べられるツールがいくつかあります。無料の中で、手軽なものとしてはruri-coがあります。
その他詳しくは次の記事に挙げていますのでよろしければご参照ください。
例えば、「一人暮らし」をターゲットにしている場合に、「一人暮らし+〇〇」の候補を探すと次のような検索ボリュームを知ることができます。こちらは参考までなので、ざっと読み飛ばしてください。
検索キーワード | 検索ボリューム(月間) |
---|---|
一人暮らし | 90500 |
一人暮らし 費用 | 40500 |
学生 マンション | 12100 |
引っ越し 費用 一人暮らし | 8100 |
大学生 一人暮らし 費用 | 6600 |
一人暮らし 初めて | 2400 |
1ldk 一人暮らし | 2400 |
一人暮らし 1ldk | 1900 |
ワンルームとは | 1900 |
1dk 一人暮らし | 1900 |
コンテナハウス 一人暮らし | 1900 |
初めての一人暮らし | 1600 |
賃貸 一人暮らし | 1300 |
学生 一人暮らし | 1300 |
大学生 一人暮らし 女子 費用 | 1300 |
一人暮らし マンション | 1300 |
一人暮らし 2ldk | 1300 |
一人暮らし アパート | 1300 |
一人暮らし 部屋探し | 880 |
一人暮らし 楽しい | 720 |
学生向け 賃貸 | 590 |
男 一人暮らし | 590 |
高級 マンション 一人暮らし | 590 |
大学生 一人暮らし 女子 | 480 |
一人暮らし 防音 | 480 |
学生 マンション 食事付き | 480 |
1ldk 一人暮らし 女子 | 480 |
ハムスター 一人暮らし | 320 |
一人暮らし 寂しい うつ | 260 |
デザイナーズマンション 一人暮らし | 260 |
候補として挙げたキーワードで実際に検索して上位のサイトを確認する
強みがあり、検索ボリュームがあればそれで決まりというわけではありません。その検索キーワードを狙う競合のサイトとしての強さを確認する必要があります。
やり方は簡単で、その検索キーワードで実際に検索して、上位10サイトくらいを確認します。
SUUMOやHOME’Sなど、ドメインパワーが強いようなサイトしか上位にいない場合は、自社(自身)のサイトもドメインパワーを身につけなければ勝つのが難しいかもしれません。
そうでない場合、上位にきているサイトのコンテンツが、まさに上位にあがるコンテンツであるわけなので、そのコンテンツに勝てるようなコンテンツを作れるかどうかを考えます。
なお、ドメインパワーというのは、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)とGoogleが呼んでいる評価軸における評価が高い状態のことをここでは指しています。
ターゲットキーワードで上位に表示するためのコンテンツを作る
ターゲットキーワードを決めたら、そのキーワードで上位に表示するためのコンテンツを制作します。キーワードの種類によって作るべきコンテンツは変わってきます。
物件の条件の場合
ターゲットキーワードが「楽器可」「ペット可」「デザイン物件」などの物件の条件である場合、サイト閲覧者が「地域名+楽器可」などで絞り込むと該当物件の一覧が表示される特集ページを作ります。
その一覧ページを上位に表示させるというのを狙います。
ただ物件の一覧が掲載されているだけではポータルサイトに勝てません。
ポータルサイトでは掲載が難しいような地域の情報を掲載します。該当物件が気になっているサイト閲覧者にとって有益な情報であることが望ましいです。
地元の不動産ではないと分からないような情報があると良いでしょう。例えばおすすめのお店やスポット情報などは、物件を選ぶうえでも気になる情報なので有効です。
スポット名の場合
スポット名をターゲットキーワードにする場合も、上記と同じく、そのスポットから徒歩〇分というような物件の一覧ページを作り、そこにスポットに関する耳より情報などを掲載すると良いでしょう。
これも、地元の人ならではの独自の情報を掲載することが大事です。
物件名の場合
物件名をターゲットキーワードにする場合は、その物件ごとのページを作ります。
まず、物件自体の情報はもちろん掲載します。例えばマンションであれば、部屋タイプごとに室内の写真を掲載するなどです。
かつ、その物件周辺の情報を掲載します。Googleは近年特に情報の独自性を重視して評価していますので、その物件自体の情報だけではなく、その関連情報を掲載することが大事です。
物件情報を多く掲載する
ホームページはユーザーにとって価値のある情報であればコンテンツが多いほどSEOに有利です。
物件情報は、不動産ホームページであればユーザーにとって価値のある情報となるので、多ければ多いほどSEOに有利です。ただし、各ページは充実している必要があります。
つまり、物件広告ページは多いほどよいですし、賃貸で仲介する可能性がある物件であれば、広告の有無に関わらず常に表示される建物情報ページとして掲載します。
なお、逆に言えばユーザーにとって価値のない情報、例えばスタッフのつぶやきのようなブログなどはSEOに不利に働くので、ご注意ください。noindexという方法により、該当ページを検索対象外としてしまえばそういうコンテンツを作っても問題はありません。
特定の地域の物件だけが表示されるページを作る
例えば「地域名 ペット可」というのがターゲットキーワードである場合に、その地域のペット可の物件だけが一覧で表示される特集ページを作ります。
そして、そのページのtitle属性の値(タイトル)を、「XXX(地域名)のペット可賃貸物件」などとします。
そうすると、「地域名 ペット可」で検索したときに上位に表示されるページの対象がトップページではなく、その特集ページとなることがあります。
実際、「新宿 ペット可」などと検索してみてください。1位には大抵SUUMOが表示されますが、そのページは新宿なら新宿のペット可物件の一覧が表示されます。そういったページがユーザーの検索意図に合致するからです。
カテゴリーを整理し、適切にリンクで繋ぐ
ユーザーが目的の情報が探しやすいように、適切にカテゴライズしてユーザーが辿っていけるようにします。
例えば、建物ページと広告ページは明確に入り口を分け、広告ページの入り口に入ったらエリア別や駅別などで探していけるというような具合です。
ユーザーが、今自分がどこにいるかの道しるべともなるパンくずリストと呼ばれるものを配置することも重要です。パンくずリストは、SEO対策として重要な、「関連のあるページ同士をリンクで繋ぐ」ということも自動的にしてくれる形にもなります。
ホームページのコーディング品質とSEOについて
ここまで、ホームページのコンテンツの話だけしてきましたが、コーディングの品質というのもSEOにおいては大切です。
専門用語で「機械可読性」という言葉があります。Googleはもちろん、目で見て全てのサイトの評価をしているわけではありません。機械的に読み取って評価しているわけなので、きちんとHTMLの標準仕様に基づいて、Googleに正確に伝わるようなコーディングになってなければならないのですが、日本の多くのサイトはそうなってません。
アメリカは進んでいます。どうしてかというと、「機械可読性」はスクリーンリーダーと呼ばれる画面読み上げソフトウェアでの可読性にも繋がり、目の不自由な方がそのサイトを使いやすくなるというのがあります。まったく使えない状態だと差別ということでアメリカではADA法に対する法律違反となり、訴訟を起こされてしまうことがあります。訴訟件数はここ数年激増しています。Amazon、Netflixなど大手サイトが訴訟を起こされています。日本も法律が改正され、2024年6月4日までに民間企業は義務化が決まっています。
なお、ホームページのユニバーサルデザインのことをウェブアクセシビリティと呼びます。
LighthouseというGoogleのサイト評価ツールがあり、大手のサイトでも60~80点ぐらいが多いのですが、当サイトはなんと、SEO、アクセシビリティ、ベストプラクティスの3項目でオール100点満点です。
スマートフォンできちんと見られるか、というのもGoogleは重視して見てますし、表示スピードも関係します。
ここで述べたようなことを踏まえた制作ができるところに委託しましょう。極端に安い業者はやはり品質が悪いことが多いですが、費用が高くて見た目が良ければ中身の品質がいいかと言えば、必ずしもそうでもなかったりします。そもそも、大きな企業になるほど、誰が担当するか分かりませんし、せっかく良い担当者がついても退職するかもしれませんし、異動もあります。
BringFlowerは、SEO対策とコンサルティング、デザイン、制作のすべてを私自身が担当し、やり取りも私。誰が対応するかが分かって安心ですし、安定して高品質です。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録する
「地域名+不動産」でGoogleで検索すると、検索結果画面の上の方に次のように、不動産会社がプロットされたマップが表示されます。これに表示されるには、Googleビジネスプロフィールというサービスに登録する必要があります。
申込をすると認証コードが書かれたハガキが送られてきて、その認証コードを用いて登録ができます。お客さんなどが口コミを投稿することができて、その口コミの数が多いと、リストの上部にも表示されやすくなります。マップで探す人も中にはいますので、こちらの対策も忘れずにやっておきましょう。
口コミを増やすサービスがあるようですが、モラルに反しますし、Googleに見破られて削除されたという情報もありますので、やめておきましょう。
愚直にお客さんにお願いしていけば口コミは徐々に増えていきますし、例えば、口コミを書いてくれた人に特典を付けるなどすれば自然と高い評価は集まりやすいと言えます。
なお、このマップに対する対策のことをローカルSEOまたはMEO(Map Engine Optimization)と呼びます。
被リンク対策
被リンクというのは、外部のサイトから自サイトにリンクが張られることを指して言います。関連性が高いサイトからリンクが張られると、信頼性が高いと判断されて自サイトの評価が高まるということが知られています。
例えばその地域の不動産を比較しているサイトで、良い評判でリンク付きで紹介されると評価が高まるでしょう。そういうサイトが見つかったら掲載を打診してみるというのは手です。広告料を取るところもありますが、無料で掲載してくれるところもあったりします。
なお、自作自演で被リンクを張るというのはGoogleの規約違反でありマイナス評価、場合によってはGoogleからペナルティを受けることもあります。リンクを売るというマナーの悪い業者が現在でも存在するので、気を付けましょう。そもそもモラルに反することでもあります。
まとめ
いかがでしたしょうか?
ここに載せきれないノウハウはもちろん数多く、語り切れないほどあります。
最後まで読んだ方向けに特典です。このページのURLと共に、記事を読んだと問い合わせフォームから連絡をいただければ10%OFFに致します!当方の見積もりは明確に単価が決まってますので、どう値引かれるかは見積書を見れば分かります。
ぜひご相談ください。
また、不動産のホームページの広告などの留意事項と、あると良い機能、制作事例についてもまとめた記事を書いていますので、よろしければご参照ください。
不動産のSEO対策事例
以下にBringFlowerが定期的に行っている「地域名+不動産」で上位を獲得しているサイトの事例調査内容をご紹介します。このように、どのようなサイトが上位に表示されるのかを定期的に見ることが重要です。
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「練馬 不動産」
Google検索結果 1位しっかりしたサイトです。物件の検索機能、お気に入り登録、閲覧履歴、来店予約といった不動産会社にとってあると良い機能が揃っていて、パンくずリストとその構造化マークアップの実装など、しっかりと行われています。 ちょっと昔からあるサイトに対しての継ぎ足し感はありますが、うまく継ぎ足せてる感じですね。
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「杉並 不動産」
Google検索結果 1位名称が「杉並不動産」だから1位です。以上です。例えばこのサイトはSSLに対応されてません。その時点で、トータルでSEOにおいて望ましい内容になっているとは言えません。 名称はSEOにおいて重要です。これはGoogleにとって改善の余地あると思うんですけどね。「杉並 不動産」は「杉並不動産」を探してい…<続きをみる>
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「世田谷 不動産」
Google検索結果 1位名前が「世田谷不動産」なので、「世田谷 動物病院」での検索で上位にきやすいです。ネーミングはSEO対策で最も重要なことかもしれません。
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「新宿 不動産」
Google検索結果 12位12位ではありますが、最上位なのは物件数が多く(=ユーザーにとって意味のあるページが多い)、物件の探し方も充実しているなどです。
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「港区 不動産」
Google検索結果 8位どの地域でも上位にくる大手を除かせていただくと、最上位はこちらでした。記事コンテンツがしっかりとされてますので、そのあたりが効いているかと思います。
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「三鷹 不動産」
Google検索結果 2位三鷹に本店がある複数店舗を持つ不動産会社です。このサイトは私が熟知するシステムが用いられています。そのシステムは次世代が出ているので、それに変えればもっと強くなるでしょう。当方はそのシステムを用いて安価に、物件検索など豊富な機能を持ち、SEOを熟考した不動産ホームページの作成が可能です。システム会社…<続きをみる>
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「武蔵野市 不動産」
Google検索結果 5位不動産はSUUMOが強いです。1位はSUUMOでしたが、地元の不動産会社というわけではない次の画像の東急リバブルが「武蔵野市 不動産」の4位、ただ東急リバブルはどの地域でも上位にくるので、除外させていただくと、最上位となるのはこの不動産会社でした。この会社も全国区ですね。 東急リバブルのサイトで着目…<続きをみる>