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動画SEOの基礎知識から応用テクニックまで!網羅的実践ガイド

「動画SEO」のように検索されている方は、大きく2つパターンがあると考えられます。1つはウェブサイトのSEOの一環としてページに動画を埋め込もうと考えている方。もう1つはYouTubeにおける上位化やおすすめ表示を目指している方。

動画をウェブページに埋め込む場合、YouTubeにアップした動画を埋め込むのがおすすめで、この2パターンセットで行われることも多いので、この記事ではその両方について触れ、基本的な実践ポイントをご紹介していきます。

動画SEOとは

先述の通り、動画SEO(Video SEO)は、以下2つのそれぞれの意味で使われることのある言葉です。

  1. SEOの一環としての動画の活用、ウェブページの検索結果上位化
  2. YouTubeにおける検索結果上位化やおすすめに表示されるようにする施策

これらはそれぞれに考えるべきことが違う部分もありますし、共通する部分もあります。

SEOの一環としての動画の活用方法

まずSEOの一環としての動画の活用についてご紹介します。

動画をウェブページに活用するメリット

そもそも動画をウェブページに活用するメリットは以下のようにSEO以外にも様々あり、動画SEOに取り組むことで、様々なメリットを得ることができます。

メリット説明
視覚的な訴求力動画はテキストや画像よりも情報伝達力が高く、視聴者の理解を深め、共感を生み出しやすいという特徴があります。
ウェブページのSEO効果の向上ページ閲覧者の理解を促進し、結果的にサイトの滞在時間が増加、SEOにおいて良い結果が繋がります。
YouTubeが検索結果に表示される動画ファイルをウェブページに直接埋め込むのではなく、YouTubeにアップしてそれを表示することで、YouTube動画自体が検索結果の上位に表示することもあり得ます。
ブランディング効果質の高い動画コンテンツは、ブランドイメージの向上や認知度向上に貢献します。
コンバージョン率向上商品やサービスの魅力を動画で効果的に伝えることで、購買意欲を高め、コンバージョン率の向上に繋がります。

ジャンルによるメリットの大きさの違い

動画活用によるメリットの大きさはジャンルによっても大きく変わります。

効果が大きいジャンル

例えば、外観が購買意欲に大きく効くジャンルの商品において、商品ページで商品紹介動画が掲載されていれば、それを見る人は多いはずです。商品の魅力を視覚的に伝え、購入を検討しているユーザーの背中を押す効果が期待できます。
また、企業の採用サイトで、企業理念や事業内容を分かりやすく伝える動画は、採用活動において大きな効果を発揮することでしょう。

参考:iPhoneの紹介サイト

効果が比較的小さいジャンル

サイト閲覧者をそのページに留まらせるのは非常に難しいことで、そのために動画を活用しようという考えもあると思いますが、動画があればそれをサイト閲覧者が見るかというと、必ずしもそんなこともないのが現実です。

例えば、ひとまず料金を知りたいと考えているサイト閲覧者に対して、商品の概要を伝えようと動画を料金表示部分よりも上部に表示したとして、そのサイト閲覧者は動画は見ずにまずは料金を探すことでしょう。

文章で説明すればよいものを動画で説明しようとしても、文章を読む気になっているサイト閲覧者は、文章を読んだ方が早いと捉えて自分が欲しい情報を文章の中から探し出そうとします。

動画をただ埋め込めばSEOに良い影響があるということはありません。Googleはユーザー行動をサイト評価の指標として使っていますが、動画が埋め込まれているかどうか自体を評価してないので、その動画が見られなければ意味はありません

動画のウェブページ埋め込みがSEOになる理由とやるべきこと

先述の通り、ただ動画が埋め込まれていればSEO対策になるわけではありません。

動画が検索順位向上に効くケースがある理由は、ユーザー行動に影響があるからです。
漏洩したGoogleアルゴリズムによって、Googleは検索結果画面やウェブページ上でのユーザーの行動を検索エンジンアルゴリズムに使っているであろうことがほぼ明白になっています。

つまり、見られない動画がページ上にあっても意味はありません。逆にそこをすっ飛ばされるという行動が測られて悪影響にもなり得るでしょう。

動画の再生時間や、どこまでその動画が見られたか、ということもGoogleは把握できます。

ユーザー体験(UX)を考える

こういうことを知ると、いかにしてユーザーの行動を作り上げようかなどと考える人が必ず出てくるものですが、余計なことを考えるのはやめて以下のことに集中しましょう。それが長い目で見れば最善の結果を生みます。

  • その動画は、ユーザの検索意図に合っているか?
  • その動画は、そのページで伝えたいことに沿っているか?
  • その動画は、ユーザの役に立つか?
  • その動画は、分かりやすいか?

一番大事なのはユーザー体験を考えることです。先述の例の続きで言えば、料金を探す人が多いのであれば、料金を知る手段に気付いてもらうことは考えるべきです。

そのうえで、動画を見てもらえそうであって、用意できる動画がユーザーにとって見る価値のあるものであれば、動画も配置するとよいでしょう。その動画は、まず料金を見ることを想定した配置にするのかなど、そういったことを考えていけば、おのずと良いユーザー行動が生まれ、SEOにおいても良い影響が生まれます。

できればYouTubeの動画を埋め込む

YouTubeはGoogle傘下です。そのことと関係あると思われますが、YouTube動画が埋め込まれている場合の方がクロールされやすく、検索結果画面に表示される可能性も高まります。

動画の構造化マークアップ

構造化マークアップというのは、画面上に表示されることはない、コードのみでGoogleなどの検索エンジンにウェブページの内容を伝えるために用意されているコードとなります。
構造化マークアップを施すと、その内容が検索結果画面に反映されるケースがあります。よって動画の構造化マークアップを行うと、動画のサムネイルが検索結果画面に表示される可能性が高まるかもしれません。ただ、FAQの構造化マークアップが2024年に検索結果画面に反映されなくなったということがあったように、徐々に構造化マークアップのSEOにおける重要性は薄れていってはいます。
とはいえやれることはやっておく、という余力があれば構造化マークアップも対応すると良いでしょう。

動画サイトマップの送信

通常のXMLサイトマップとは別に、動画をGoogleに認識してもらいやすくするための動画サイトマップが存在します。必須というわけではありませんが、これもやれるならやっておくと良い施策です。

YouTubeにおけるSEOのランキング要因

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化です。一般的にSEOといえばウェブの検索エンジン、とどのつまり日本においてはGoogle対策となるわけですが、YouTubeにおいても検索は可能なわけなので、YouTubeのSEOといえば、YouTubeの検索アルゴリズムに対しての最適化という意味です。
先述の通りYouTubeはGoogleの傘下なので、YouTubeもGoogleと言えばそうであってややこしいのですが、Google検索とYouTube検索はアルゴリズムは異なります。

最近ではYouTubeに投稿しただけでウェブページには表示してなくても、Google検索結果画面の上部に表示されるケースが増えているので、YouTubeのSEO対策は、GoogleのSEO対策にもなり得ます。

バーティカル検索と呼ばれる部分で「動画」が左の方にある検索クエリは、動画が検索意図に合っているとGoogleが判断しているため、動画の重要性が高いと言えます。

YouTubeの検索結果で上位表示を目指すためには、様々なランキング要因と、そこに間接的に影響することを考慮する必要があります。主要なこととして言われているものを挙げると以下があります。

YouTubeの視聴維持率

動画の再生時間や視聴完了率は、動画の質や視聴者への関心の高さを示す重要な指標です。高い視聴維持率を維持することで、検索順位向上に繋がります。

再生回数よりも視聴維持率、再生時間だと言われています。

動画タイトルや説明文に適切なキーワードを含めることで、YouTube検索エンジンが動画の内容を正しく理解し、関連性の高い検索結果に表示されるようになります。

適切な動画の長さ

動画の長さと視聴維持率は、動画SEOにおいて重要な指標です。ユーザーが動画を最後まで視聴することで、動画の価値が高いと判断され、検索ランキングにも良い影響を与えます。

動画の長さは、動画の内容やターゲット視聴者によって最適な長さが異なります。全体的な傾向としては、長すぎる動画は視聴者を飽きさせてしまう可能性があるため、動画の内容を簡潔にまとめ、適切な長さに調整することが重要です。一般的には、短い動画の方が視聴維持率が高くなる傾向があります。ただし、解説動画など、内容によっては長い動画の方が適している場合もあります。

視聴維持率を高めるための工夫

視聴維持率を高めるためには、以下の工夫を取り入れてみましょう。

  • 動画の冒頭で動画の内容を簡潔に説明する
  • 視聴者の興味を引くような展開にする
  • テンポの良い編集を心がける
  • 適切なタイミングで質問やクイズを挟む
  • 視聴者に次の動画への期待感を持たせる

キーワード

キーワード選定はYouTubeのSEO対策においても、とても重要です。ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを理解し、適切なキーワードを選定することで、動画が検索結果に表示される可能性を高めることができます。キーワード選定のプロセスは、大きく分けてキーワード調査ツールの活用と関連キーワードの洗い出しの2つのステップで行います。

キーワード調査ツールの活用

キーワード調査ツールは、特定のキーワードの検索ボリュームや競合性を分析するために役立ちます。無料ツールとしてはahresのYouTubeキーワードツールなどがあります。

より詳しい情報はYouTubeヘルプなどを参考にしてください。

関連キーワードの洗い出し

キーワード調査ツールで得られたキーワードを元に、関連キーワードを洗い出します。関連キーワードとは、メインキーワードに関連する、より具体的なキーワードのことです。例えば、「動画編集」というメインキーワードに対して、「動画編集 おすすめ ソフト」「動画編集 パソコン」などが関連キーワードとして挙げられます。関連キーワードを洗い出すことで、ユーザーの検索意図をより深く理解し、動画の内容を最適化することができます。

関連キーワードを洗い出す際には、検索窓で表示されるサジェストの内容を参考にすると良いでしょう。また、Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aサイトで、ユーザーがどのような質問をしているかを調べるのも有効です。

タイトル設定のポイント

魅力的で、かつ検索エンジンに最適化されたタイトルを設定することは、YouTubeのSEOにおいて非常に重要です。タイトルは、ユーザーが動画をクリックするかどうかを判断する際の重要な要素となるため、クリック率に大きく影響します。また、検索エンジンにとっても、動画の内容を理解するための重要な手がかりとなります。

キーワードを含める

動画のタイトルには、必ずターゲットキーワードを含めるようにしましょう。ターゲットキーワードは、動画の内容を最も的確に表すキーワードです。キーワードをタイトルに含めることで、検索エンジンが動画の内容を正しく理解し、適切な検索結果に表示してくれる可能性が高まります。

魅力的なタイトルにする

キーワードを含めるだけでなく、ユーザーの興味を引く魅力的なタイトルにすることも重要です。具体的な数字やメリット、疑問形などを用いることで、ユーザーのクリック率を高めることができます。例えば、「動画編集のコツ5選!初心者でも簡単にプロ並みの動画が作れる!」のようなタイトルは、ユーザーの関心を引きつけ、クリック率向上に繋がります。

概要欄の書き方

概要欄は、動画の内容を詳しく説明する重要な部分です。検索エンジンは説明文の内容を元に動画の内容を理解するため、SEOにおいても重要な役割を果たします。もちろん、ユーザーが概要欄を見ることも踏まえた内容にすることも大切です。

キーワードを盛り込む

説明文にも、タイトルと同様にターゲットキーワードを盛り込むことが重要です。キーワードを適切な頻度で自然に盛り込むことで、検索エンジンが動画の内容を正しく理解し、検索順位向上に繋がります。ただし、キーワードを詰め込みすぎると、不自然な文章になり、ユーザーの離脱に繋がる可能性があるため、注意が必要です。

動画の内容を簡潔に説明する

説明文では、動画の内容を簡潔に説明する必要があります。動画を見にきてるユーザーは特に、長い説明文を読むことを嫌う傾向が強いと思われるため、簡潔で分かりやすい説明を心がけましょう。動画の主な内容を箇条書きでまとめるのも効果的です。また、動画を見ることで得られるメリットや、ターゲット視聴者などを明記することで、ユーザーの視聴意欲を高めることができます。

タグ設定

タグは、ユーザーは見ることはありませんが、動画の内容を分類するためのキーワードで、適切なタグを設定することで、検索エンジンが動画の内容を正しく理解し、関連性の高い検索結果に表示してくれる可能性が高まります。

関連性の高いタグを設定

動画の内容と関連性の高いタグを設定することが重要です。メインキーワードだけでなく、関連キーワードや、動画内で使用しているツール名、出演者名などもタグとして設定することで、動画の露出機会を増やすことができます。

タグの数は適切に

タグの数は、多すぎても少なすぎても良くありません。適切なタグの数は、一般的に5~10個程度と言われています。タグを多く設定しすぎると、検索エンジンが動画の内容を正しく理解できなくなる可能性があります。逆に、タグの数が少なすぎると、動画の露出機会が減ってしまう可能性があります。

字幕(キャプション)をつける

手動で追加した字幕もインデックスされる可能性があります。字幕とクローズドキャプションは、動画SEOだけでなく、アクセシビリティの向上にも貢献します。聴覚に障害のある方だけでなく、音声を聞けない環境にいる視聴者にも動画の内容を理解してもらうことができます。

多言語対応の字幕を用意することで、より多くの視聴者に動画を届けることができます。翻訳ツールや翻訳サービスを利用して、複数の言語で字幕を作成しましょう。これにより、グローバルな視聴者獲得にも繋がります。

今では動画の字幕が自動で付けられるようになっているので、その中身まで見ているのではないかと個人的には憶測するところもありますが、必ずしも正しい字幕が付かないこともあり、今のところは使われてないと見られているようです。

視聴者による高評価・コメント・共有

動画への高評価、コメント、共有数は、視聴者からの支持を示す指標となり、検索順位に影響を与えます。視聴者エンゲージメントを高める施策が重要です。

チャンネル登録者数

チャンネル登録者数は、チャンネルの信頼性や人気度を示す指標です。多くの登録者を持つチャンネルの動画は、検索結果で上位表示されやすい傾向があります。

サムネイル

魅力的なサムネイルは、クリック率向上に繋がり、動画の視聴回数増加に貢献します。クリック率もまた、動画SEOにおいて重要なランキング要因となります。

クリック率を高めるサムネイル作成

ユーザーの目を引き、クリックしたくなるようなサムネイルを作成するために、以下のポイントを意識しましょう。

  • 高画質の画像を使用する
  • 動画の内容を正確に表現する
  • テキストや図形を効果的に使用して視認性を高める
  • 一貫性のあるデザインを維持する
  • ターゲット視聴者の好みに合わせたデザインにする

例えばCanvaなどのツールを使えば、デザインの知識がなくても簡単に魅力的なサムネイルを作成できます。とはいえCanvaは手作業が必要になりますが、画像生成AIを用いればより素早く、映える画像が簡単に使えます。BringRitera(リテラ)が様々な生成AIが使えてリーズナブルのためおすすめです。

サムネイルA/Bテスト

作成した複数のサムネイルを実際に試して、クリック率の高いサムネイルを見つけるA/Bテストを実施しましょう。YouTube Studioでは、簡単にサムネイルA/Bテストを実施できます。どのサムネイルがより効果的かをデータに基づいて判断することで、クリック率の向上に繋げられます。詳しくはYouTubeヘルプをご覧ください。

YouTubeにおけるSEOの施策

以上でご紹介したようなYouTubeのランキング要因に間接的に影響を与える施策を挙げます。

カードと終了画面の設定

カードと終了画面は、視聴者に他の動画やチャンネルを紹介するための効果的なツールです。

カードとは、動画内に視聴者がクリックできる情報やリンクを追加するための機能です。関連動画への誘導やチャンネル登録促進に活用することで、視聴者のエンゲージメントを高めることができます。

終了画面にチャンネル登録ボタンを設置することで、視聴者にチャンネル登録を促すことができます。チャンネル登録者数はチャンネルの信頼性を高める指標となるため、積極的にチャンネル登録を促しましょう。

YouTubeアナリティクスの活用

YouTubeアナリティクスは、動画のパフォーマンスを分析するための強力なツールです。動画の視聴回数や視聴維持率、視聴者層などのデータを分析することで、動画SEOの効果測定や改善点の発見に役立ちます。

動画のパフォーマンス分析

YouTubeアナリティクスでは、様々な指標から動画のパフォーマンスを分析できます。例えば、視聴回数、視聴維持率、平均視聴時間、インプレッション数、クリック率、視聴者層などを確認できます。これらのデータを分析することで、動画SEO対策の効果を検証し、改善につなげることができます。

改善点の発見

YouTubeアナリティクスで得られたデータに基づいて、動画SEO対策の改善点を発見しましょう。例えば、視聴維持率が低い場合は、動画の内容や構成、編集方法などを改善する必要があるかもしれません。データを分析し、改善策を繰り返すことで、動画SEOの効果を最大化することができます。

関連サイト、関連動画の紹介

YouTube動画そのものの最適化だけでなく、ウェブサイト全体との連携を意識した施策です。これにより、検索エンジンが動画の内容を理解しやすくなり、検索結果での上位表示に繋がります。

自サイトへのリンクを適切に張り、自サイトのSEOも適切に行い、Googleに組織全体を認識してもらえるようにしましょう。

MEO対策との連携

MEOとは、Googleマップなどの地図検索エンジンで上位表示を目指す施策です。動画を活用することで、MEO対策の効果を高めることもできると言われています。GoogleビジネスプロフィールにYouTube動画を掲載することで、店舗や施設の魅力を視覚的に伝えることができます。営業時間やアクセス方法などを動画で紹介することで、ユーザーの来店を促進する効果も期待できます。

SNSとの連携

SNSは、動画を拡散し、より多くの視聴者にリーチするための強力なツールです。動画SEOの効果を高めるためには、SNSとの連携が不可欠です。

Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSでシェアすることで、動画の露出を増やし、視聴回数を伸ばすことができます。SNSで動画をシェアする際には、魅力的なキャプションを添え、ユーザーの興味を引くように工夫することが重要です。 また、ハッシュタグを活用することで、関連するキーワードで検索しているユーザーに動画を届けることができます。インフルエンサーマーケティングを活用し、影響力のあるユーザーに動画を拡散してもらうことも有効な手段です。

ショート動画の活用

TikTokやYouTube Shorts、Instagram Reelsといったショート動画プラットフォームの普及により、ショート動画の需要が高まっています。YouTubeもショート動画を優先的に表示する傾向が現在はあり、SEO戦略においても、ショート動画を効果的に活用することが重要です。

ショート動画は、ユーザーエンゲージメントを高め、ブランド認知度向上に貢献します。また、ショート動画から長尺動画への誘導を行うことで、視聴時間を増加させる効果も期待できます。

今後の動画SEOの展望

今後の動画SEOは、よりユーザー中心のコンテンツが求められるようになると予想されます。高品質な動画コンテンツに加えて、インタラクティブ性やパーソナライズ化といった要素も重要性を増していくでしょう。

AI技術の進化により、動画の自動生成や編集、翻訳なども容易になることが期待されます。これらの技術を活用することで、より効率的に動画SEO対策を行うことが可能になるでしょう。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月に独立後、2024年4月に株式会社BringFlowerを設立。SEOコンサルを活動の軸に据えつつ、AIライティングツールの開発と運営を自ら行う。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。